【2016年】企業イメージを伝えるWEBデザインのトレンドをピックアップ
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より効果的に企業イメージを伝えるためのWEBデザイン

こんにちは!
最近、WEBサイトの目的について考える機会が多い、WEB事業部兼中川ラボ研究員の中川です。
皆さんはご自身の運営(もしくは作ろうと)されているWEBサイトの目的を考えたことはありますか?
WEBサイトには目的があり、その目的に応じて制作するサイトの種類を選んで制作を進めていきます。
種類 | 目的 |
プロモーションサイト | 商品などの認知度アップ |
ブランディングサイト | ブランドイメージのアップ |
ポートフォリオサイト | 作品や実績をWEB上に公開したい |
ポータルサイト | 情報の提供や広告収入 |
ECサイト | 商品やサービスをネット上で販売する |
etc…
プロモーションサイト、ブランディングサイト、ポートフォリオサイトなどは、目的によりコーポレートサイトと呼ばれ、企業の顔のページとして扱われています。
今回はこのコーポレートサイト構築の上で重要なイメージを伝えるためのデザインをトレンドを交えてご紹介いたします。
キャッチコピーの打ち出し
多くのWEBページに導入されているメインビジュアル、この部分を有効に使うことにより企業イメージを伝えていきます。
ただ、かっこよくするだけでなく、きちんと企業の想いを表現することが重要になります。
メインビジュアルによるイメージの打ち出しは王道パターンになりますが、最近のデザイントレンドとして、大きな文字をメインビジュアルの上に記載するだけのようなシンプルなものが多いようです。
流行っている背景には、おしゃれでユニークなフォントの登場やフラットデザインで学んだシンプルで分かりやすいデザインの流行も関わっているかもしれません。
伝えたい情報を絞る
無理にページに情報を詰め込まず、伝えたい情報のみを打ち出していく手法。
クオリティの高い写真等と組み合わせていけば、より効果的に訪問者に情報を伝えることができるでしょう。
一回の訪問で全ての情報を伝えきる事は難しいので、少ない情報をより的確に訪問者に知ってもらい、最大限の効果を得れるようなデザインではないでしょうか。
動画
動画は…言わずもがなですが、ついつい視線の向いてしまうコンテンツです。
そして、写真や読み物と違い、動きや特殊な効果で相手に情報を伝えることができるので、相手にイメージを抱かせやすいコンテンツになります。
その反面、容量(通信量)の問題からスマートフォンでの再生対応などサイトの作りで考慮しなくてはならないことが多いです。
スマートフォンからのWEBサイト閲覧者が増加する昨今、一概に動画がいいともいい難いです。
※WEBを閲覧する人の大半が動画閲覧が目的である、というデータ(総務省)もあります。
その他の手法
・ストーリーテリング形デザイン
ストーリーテリングは、プレゼンの際にも用いられる手法で、自らの想いや体験談から聞き手の興味・関心を引き付けるコミュニケーション手法というものです。
このストーリーテリングを取り入れたデザインが2016年の頭頃から注目され始めました。
参考サイト
■story.glass
■Peugeot HYbrid4 presents : The hybrid graphic novel
http://graphicnovel-hybrid4.peugeot.com/start.html
このストーリーテリング型のデザインは、1つのお話を読む感覚で会社や商品のコンセプト等を紹介していくものです。
面白みを加えることにより多くの人が脱落せずに最後までページをスクロールしてくれることが期待できます。
ただし、ページ作成には十分なシナリオ性と構成力が必要になります。
パララックス
前項で紹介したストーリーテリングでも活躍していた、スクロールアニメーションなどと合わせて、面白みのある動きと共に内容を訪問者に伝えることができます。
ただし、1ページが縦長になりやすいパララックスデザインは、ページ読み込み速度が長くなってしまったり、伝えたい情報が見にくくなてしまうこともあるため、しっかりとした構成が必要でしょう。
■Hiromi Sekiguchi(関口洋美)
■清酒「熊野古道」 鈴木宗右衛門酒造
いかがでしたでしょうか?
最近のトレンドなどを調べまわっていて受けた私の印象としては、「ファーストビューの背景写真が綺麗でキャッチコピーがシンプルに配置されたデザインが多い」というものでした。
確かに、ページに入ってファーストビューにいい印象をもてれば、その他の内容にも期待してしまいますね。
さらにブランドイメージを大切にされている企業さんでは、アップされる写真1枚に対しても加工(モノクロ加工)する等してサイト自体の雰囲気にも気を使われており、細かな努力がブランドイメージに繋がることをひしひしと感じました。
ブランディングサイトに興味のある方は、一歩踏み込んだデザインを考えてみてはいかがでしょうか?