【photshop】まとめて簡単!バッチ処理!
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大量の画像に同じ処理を加えたい時に大活躍!バッチ処理!

こんにちは。
WEBデザイナー兼中川ラボ研究員の中川です。
台風の影響なのか福岡のこの太宰府でも、急に寒い日が訪れました。
急な温度変化のせいで体調崩された方も多いかと思われます。
人間は寝ている間、体温が低くなるそうですので、少し厚着をして寝るのもいいかもしれませんね。
さて、今回はPhotoshopの便利機能の紹介になります。
ずばり「バッチ」です!
よくバッチ処理といわれるものですが、簡単に説明すると…特定のデータ群に同じ処理を加えることをいいます。このバッチ処理がphotoshopにもあります。
使い方の例
- サムネイル用の商品の画像を作るために大きな画像を一括でリサイズしたい
- フォルダ内の画像に対して、同じ色調補正を加えたい
- pngからjpgに拡張子を変更したい 等
複数の画像に対して、同じ作業を手作業でされている方 にはもってこいの機能になります。
また、大量に撮影した写真をWEBサイトに掲載する際に解像度を落す際にも役に立ちます。
※注意
バッチ処理は、設定のミスにより元データに処理が加わり保存され、元データの状態に戻せなくなる場合があります。バッチ処理を始めて行う方や慣れていない方は、元データを複製しバックアップを取ってから処理に望まれることをお勧め致します。
また、大量のデータを処理する場合は、まず少量のデータで処理を試してきちんと動作するかを確認して行いましょう。
複数の写真の解像度を一括で変える
今回は例に倣い「複数の写真の解像度を一括で変える」バッチ処理を行ってみたいと思います。
下準備として、元データのバックアップを取ります。
そして、元データフォルダとは別に処理後のデータが入るフォルダを作ります。
ここでは、
処理前フォルダ:元データ
処理後フォルダ:できたて
とします。
データの内容は上のものになります。
写真に加えるアクション(処理内容)を作成する
まず、バッチ処理に必要な処理の内容を作成します。
アクションの作成に関しては、以前コラムに記載しておりますので、下記リンクを参照ください。
知ってる方は、このまま下にお進み下さい。
ーオリジナルのアクションを作ってみよう!の簡単な流れ-
アクションパレットからアクションを新規作成し、
記録中に、
1、「イメージ」-「画像解像度」から幅を1200に設定しOKボタン押す
2、「ファイル」-「別名保存」にて別名で保存する
の動作を行いました。
下記画像が記録の内容になります。
バッチ処理の設定をする
前項で作成した、アクションを使いバッチ処理を行っています。
「ファイル」-「自動処理」-「バッチ」を選択
すると、下記のような設定画面が出てきます。
「実行」に先程作成したアクションを設定します。
次にソース(処理したいデータ群)を選択します。
アクションに「開く」があれば、「”開く”コマンドを無視」にチェックを入れます。
アクションに「開く」がなければ、チェックは入れません。
バッチ処理の流れとして、下記の①~③の流れがありますが、この②の段階で処理が被ってしまいエラーを起こしてしまうことがあります。
①ファイルを開く
②アクションを実行する。
アクション内容例)
・開く(①の動作と被る)
・画像解像度
・保存
③処理を完了する(閉じる)
この被り(エラーの原因)をなくすためにこの項目にチェックを入れます。
最後に、右側の実行後に設定を行います。
ここでは、実行後に保存したいフォルダ場所とファイル名の設定を行うことができます。
ファイル名は上記画像のように様々な項目が用意されていますが、「nakagawa」のように手入力で指定することもできます。最後の欄には必ず拡張子を入力してください。
ここでも、「”別名で保存”コマンドを無視」にチェックを入れます。
こちらの項目に関しては、保存時の保存設定のダイヤログ表示を避けるために設定します。(アクションに”保存”の項目は必要です。)
設定が完了したらOKをクリック!
バッチ処理実行!
10枚の画像サイズが全て横幅1200pxになり名前が指定された通り(nakagawa+2桁のシリアル番号+拡張子)に変更されました!
まとめ
アクションに登録さえできれば、何でも同じ処理を加えることができます。
大量の画像を、簡単なリサイズから複雑な画像処理まで、全て自動で行ってくれるこの機能はとても便利ですね!
複雑な処理をする場合は、どれだけ工夫していいアクションが作れるかがバッチ処理の鍵となるでしょう。
冒頭でも記述しましたが、慣れてない方は元データのバックアップを取って挑んでみましょう!