WEB解析の効率化「Googleタグマネージャ」(紹介編)
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意外と利用されていないので新規サイトを立ち上げる際には是非おすすめ

こんにちは。
自分で作って自分で解析する
WEB事業部の原田です。
2002年頃からリスティング広告(検索連動型広告)が勢力を伸ばしてきてもうすぐ15年となります。
Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告(旧オーバーチュアと呼ばれていた時代もありました。)等、Google・Yahoo!を筆頭にリスティング広告の機能を利用したさまざまなサービスが展開されてきました。
- 一度ホームページに訪れた方に対して、広告アクションを加える「リマーケティング」
- 物販を行う業者向けのリスティング広告「ショップリスト広告」
- メールアドレス(顧客情報)に対して優先的に広告を配信する「カスタマーマッチ」
細かな機能では、コンバージョンの設定からABテストなどの計測が行えるようになり、
それらの機能は、アナリティクス(アクセス解析)と連動を行わないと成り立たちません。
広告を配信して、結果どうだったの?
その原因を特定して、今後の戦略を考えることのできる時代になっています。
このように、戦略が重要視される昨今、年々と仕事量が増えて来るのが「WEB解析士」です。
しかし、改善点を見つけるまでには、数字と睨めっこしなければならない地道な作業です。
昔はリスティング広告とアナリティクスのトラッキングコードをホームページに貼るだけの作業でしたが、
今では代表例として以下のような項目があります。
- アナリティクス用トラッキングコード
- Adwords リマーケティングタグ
- Adwords コンバージョンタグ
- イベントトラッキング(バナーやボタン、外部リンクのクリック測定などの設定)
- クロスドメイン(異なるドメインの計測)
- 仮想ページビュー(PDFファイルや外部リンクなど通常ページビューとして計測されないもの)
- facebookタグ(運営している場合)
このような、設定を解析士は行います。
ちなみに、ホームページ制作会社だと、運用しているホームページすべてにこの測定を設定しなければならないことが現状です。
。。。気が遠くなる作業です。
設定後も、管理が大変です。
ホームページは制作後、第三者が修正を加えることが多々あります。
そのたびに制作者は、下記のような問題に直面してしまいます。
- 埋め込まれているタグの状況を把握しきれない
- Webページによってタグが異なる場合がありややこしい
そんな、コードの設定時間や管理時間を短縮してくれるツールが
「Googleタグマネージャ(GTM) 」です。
Googleタグマネージャのメリットを一言でまとめると「管理が楽になります!」
Googleタグマネージャの管理画面
では、どんなサイトでもタグマネージャを設置した方がいいの?と思ってらっしゃる方も多いかと思います。
タグマネージャは、タグをしっかりと管理運用したい場合や、イベントトラッキング等のカスタマイズをしている、
もしくは、これからしていこうと思っているのであれば、利用をおすすめします。
ただし、基本的にタグを修正したり差し替えを行わないようなサイトでは、わざわざ設置する必要はありません。
また、すでに多くのカスタマイズがしてあり、差し替えの影響が大きい場合は、イベントはそのままにしておいて、
GoogleアナリティクスのタグやAdwordsのタグなどをタグマネージャで管理することも可能です。
いかがでしたでしょうか?
次回は、タグマネージャを使用しての具体的な設置方法・運用を説明していきますので、お楽しみに!