たった5つのポイントを抑えるだけで売れるキャッチコピーを作る方法【後編】
エリアマーケティング
御社の売りや強みをキャッチコピーに

こんにちは!
営業企画部の本城です。
今回は5つのポイントを抑えるだけで売れるキャッチコピーを作る方法【後編】をご紹介していきます。
いきなりですが、皆様のお店の商品やサービスにはどのようなキャッチコピーを使っていますか?
是非、下記の5つのポイントに当てはめながらチェックしてみて下さい♪
1.ターゲットの明確化
キャッチコピーを作る上で重要なことは「ターゲットの明確化」です。
ターゲットをできる限り絞込むことで、よりニーズに合わせた訴求力の高いキャッチコピーになります。
これは販促全体にもいえることですが、商品やサービスのターゲットの年齢やお住まい、性別、よく見る媒体などを想定する必要があります。
ターゲットがご高齢の方なのにスマホのアプリを作っても見られる確率は減りますし、逆に一人暮らしの若者向けに新聞を折り込んでも意味がありません。
キャッチコピーを作る場合も「誰に向けた商品・サービス」なのかを考えてみましょう!
2.訴求ポイントの明確化
平たく言うと「自社の商品・サービスのどこを売りにするか」です。
「いや…売りって言ってもね。特に無いんだよね」
そう思われた事業者様、一度思い出してみて下さい。
商品・サービスに対してお客様に褒められたり、人気が高いものは何ですか?
「そういえば、○○がよく売れる気がする」でもいいですし、
「この間、お客様にこんなこと言われたな~」等、売り文句に繋がるヒントは沢山落ちています。
まずはそのようなウリとなるポイントを箇条書きで思いつく限り書き出します。
その後、キャッチコピーに優先順位をつけ、使用するキーワードを選定します。
それではここで問題です。
行政書士さんがとある郵便局で無料の相談会を開催するとします。
そこに掲示するポスターのキャッチコピーは何にしますか?
「○○行政書士 相談会開催中!」
何かの相談会をやっているのは伝わるのですが、これだけを見て
「おっ相談会やっとるやんけ!入ったろ!」となる方は、あまりいないでしょう。
1番と2番を踏まえ、例えば事務所自体が相続問題に強い点。そして今までの相談内容の中で遺言書の作り方についての問い合わせが多い点を踏まえた場合、下記のようなキャッチコピーが考えられます。
「相続問題に強い○○行政書士 遺言書の書き方相談会」
3.表現に具体性を持たせる(数値・詳細)
これはとても単純なポイントです。
例えばダイエット商品のキャッチコピーを作る際に
「みるみる痩せる!ぽっこりお腹ともおさらば!」よりも
「1週間でぽっこりお腹が-10cm!2週間でウエスト-20cm!脅威のサプリメント!」
ちょっと胡散臭いですが、このように具体的な数値を持たせることで説得力がグンと増します。
4.Let’sベネフィット!
ベネフィット=お客様が商品やサービスから得られるメリット
キャッチコピーとは、皆さまの商品やサービスをギュッと短縮したものになります。
「このサービスを受けたからこうなる」というイメージを消費者へ与えなければなりません。
例えば塾のチラシ。
ターゲットは間違いなく、親御さんです。
「この塾に通わせたことで”何のメリットがあるか”」を伝えなくてはなりませんから、
「夏季講習START!生徒募集中!」
こんなキャッチコピーでは数ある塾のチラシに埋もれてしまいます。
その塾に通わせることで「お子様の学力がどう伸びるのか」や「他の塾と比べて何が優れているか」を伝えて下さい。
例えば
「数学に特化した特別カリキュラム採用!夏季講習で苦手を克服!」
「講習内容は他塾と同じにも関わらず費用が他塾の半額」
「テレビに出ているような魅力的な講師陣で生徒のやる気アップ」
このようなベネフィットを分かりやすく伝えてあげることが重要です。
基本的なキャッチの形としては、「○○○(塾のメリット)だから、○○○になる(消費者へのメリット)」という流れが望ましいです。
5.キャッチコピーで全部言わない
「商品やサービスにウリも強みもベネフィットも考えつかないよ!」
という方へ!最終手段のご紹介です。
これは映画やゲームのキャッチコピーを想像すると分かりやすいと思います。
「”さようなら”は言わない、必ず戻るから…。」(映画「パール・ハーバー」より)
「どうあがいても絶望」(ゲーム「SIREN」より)
上記のようにキャッチコピーだけで興味を掻き立てる手法です。
分かりやすいように4番と同じ塾のチラシで例えます。
「たった4週間で数が苦(数学)を克服した理由がわかる夏期講習!」
このようにウリやベネフィットを選定しなくても「一体どんな夏期講習なんだろう…」と興味を沸かせるキャッチコピーを作ることも可能です。
如何でしたか?
商品の分身でもあるキャッチコピー。
業者に任せっきりではなく、是非ウリや強みを伝えられるようなキャッチコピーづくりに挑戦してみませんか?
上記の5つのポイントを元にご提供されている商品やサービス・業態に応じて是非使い分けてみて下さい。