Google検索の右サイドバーの広告が消えたっ!

web

仕様変更から見えてくる広告展開を考えて見た

見出し

こんにちは。
WEB解析士の原田です。

 

事件です。
先月Google検索エンジンにて大きな動きがありました!

それはタイトルにもある通り、
『PCのデスクトップ検索結果右側に表示されていた広告(PPC広告)枠が全世界で消えた』という事です。
もちろん、わが町太宰府でも消えております。

PPC広告とは、クリック回数に応じて費用が発生する広告の事です。
Googleさんでは、Google AdWords(グーグル アドワーズ)と呼びます。

そのAdWords広告枠の撤廃は一般の方にとっては大したニュースではありませんが、
PPC広告を運用している解析士・WEB担当者・広告主にとっては、今年始まって以来の大きなスキャンダルと同じぐらい非常に大きな話題です。

 

そこで、今回はこのニュースについて下記の目線でまとめてみました。

 

 

 

1、実際検証してみる–具体的にWEB広告業界でどんな変化をもたらすのか

まずは、以前のPPC広告枠を確認してみましょう。

 

ビフォアー

 

検索結果の中央上部に表示される3つの広告(プレミアムポジション)と呼ばれ非常に反応率の高い広告表示ポイントです。
そして、右側サイドバーにも最大8つの広告表示枠があり、広告枠が競合の多いキーワードの場合は合計11枠がありました。

 

検索結果後

 

それが仕様変更後は、右側サイドバーの表示が消えて その代わりにプレミアムポジションが3つから4つへ増え、検索結果下部に最大3つが表示されます。 よって以前に比べると広告枠数は減っています。

ただし、サイドバー広告は全ての広告が消えたわけではありません。 例外として、商品リスト広告(PLA)は今まで通り表示されています。

商品リスト広告(pla)

 

その他、広告枠ではありませんが人物名・地域名・会社名等も今まで通り表示されます。

 

会社名検索

 

 

 

2、考えてみる–Googleはどんな意図でこの仕様変更に踏み切ったのか?

 

では、なぜGoogleがこのような大きな仕様変更に踏み切ったのか?

それは、スマートフォン表示とPCの表示を統一化させる意図があります。
PPC広告が誕生したのは、2002年~始まったと言われております。
今までさまざまな追加機能はありましたが、このような大型仕様変更は初めてでした。

まさか、サービス開始当時はスマートフォンの需要がここまで大きくなるとは考えてもおらず
今となっては、スマートフォンサイトからのアクセスが多い業種がたくさんあります。

つまり、Googleさんはスマートフォンからのアクセスを重要視した上での仕様変更となりました。

今回の変更はGoogle検索だけですが、Googleさんがこのような仕様変更を行った場合いずれは
BingさんYahoo!さんも同じ仕様になることが考えられます。

 

 

 

3、戦略を練ってみる–今後のWEBマーケティングのあり方は?

 

このような、仕様変更がありWEB戦略も見直さなければなりません。
では、変化に伴いどのような戦略を練っていけばよいのでしょうか。
想定される業界の動きから予想して戦略を考えてみましょう

 

①AdWordsのクリック単価が上がる件

広告掲載枠数が減った事で、人気のキーワードに関しては入札単価が上がる事は免れないでしょう。
又、今までPPC広告枠の表示順位が7・8番目表示の多いキーワードは表示件数も減ってしまいます。

ただしこれは一時的な状況になるかと考えられます。
結果的にあまり上位に表示されないキーワードはほとんどの確率で表示される事はありません。
よって、時が経てば徐々に安定してくると考えられます。

この件は、一見マイナス要素の多い事と見られがちですがプラスの要素もあります。
メリットは、今までプレミアムポジションの枠を勝ちとっていた広告主です。
この広告主は今までよりも成果が上がる可能性があります。

枠が減った事で検索結果に表示される競合が減りクリックされる確率が上がります。
特にサイドバーがなくなった事で、ユーザーの目線はどうしてもプレミアムポジションの枠に視点がいきます。
さらに、クリックされる事でPPC広告のクリック率が上がり1クリックあたりの単価(CPC)が下がります。
つまり1クリックの投資費用が逆に長期的な目線で考えると安くなる可能性が出てきます。

要は、強い広告主は今までよりも成果の上がります!

強い広告主になるには、「資金をさらに投資する」・「PPC広告の設定を細かく」のどちからの方法になりますので、投資を行う予算が少なければ、PPC広告設定の技術がより求められるようになってきます。

②商品リスト広告が注目される件

唯一右サイドーバーで表示される広告「商品リスト広告(PLA)」は今後ますます注目される広告配信ツールとなってくるでしょう。
検索ネットワークに比べて、クリック単価も安く、画像で表示されるメリットがあるためサイドバー広告がなくなる事でよりクリック率がアップしていく傾向になるでしょう。
今はまだ、導入している広告主があまり多くないが魅力です。
ただし、自身のネットショッピングで導入を行う場合は設定手順が難しいので導入のしきいが少々高い事が現状です。

 

商品リスト広告(pla)

 

③オウンドメディアが強化される件

このような大型の仕様変更は、PPC広告ではあまり例がありませんでした。

今後、Googleさん以外にもYahoo!さんやfacebookさんTwitterさんなど各種の広告にも影響が出てくる事が考えられます。
特に過去の事例では、facebookでは仕様変更が多々行われおり、今までの広告戦略が全く通用しなくなるケースも考えられます。
mixiさんのように利用者が激減する可能性もあります。

経営側の目線では、一つの広告ツールに頼りきっていては、このような仕様変更で会社の売上に大きく影響してしまうのであれば事業としての将来性にも不安が出てきます。

よって、やはり最終的に重点をおかなければならない広告戦略は「オウンドメディアの充実化」になります。
オウンドメディアとは、広く言うと「自社所有の媒体」です。

例えば、自社のホームページ・ブログ・社外報などの 自社で所有しているメディアの事言います。

オウンドメディアは、PPC広告等と比べて速攻性はないが、ロングテール戦略の考え方で 時間をかけて自社の媒体を育てていきます。
いずれは広告に頼らなくても集客出来る仕組みを構築していく企業が増えて行くでしょう。

昨今WEB業界で注目されている「コンテンツマーケティング」がこの戦略の一つです。
このオウンドメディアがしっかりしていれば、今後他社の広告媒体の仕様変更が行われても依存する事なく収益を上げる仕組みを構築出来ます。

いかがでしたか?時代と共に、広告の戦略は目まぐるしく変わっていきます。
TPOに合わせてその時代にマッチした広告展開を考えていきましょう

関連コラム